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2016年9月29日 QSとTHEの大学ランキングの相違

2016年9月に発表されたQSとTHEのランキング比較をしてみました。

詳細は下記をご覧ください。1609qsthe.pdfをダウンロード

2016年9月27日 THE世界大学ランキング2016/2017 発表

  9月21日、Times Higher Education(THE)誌が“World University Rankings 2016-2017”を発表した。

 評価指標は昨年同様、5つのカテゴリーに分類される13の指標を用い、研究大学の主たるミッションに関わる活動を横断的に評価している。

①    教育(学習環境)【30%】

評判調査(15%)、教員1人当たり学生数(4.5%)、博士号/学士号の取得者比(2.25%)、教員1人当たりの博士号授与数(6%)、教員1人当たりの大学の収入(2.25%)

②    研究【30%】

評判調査(18%)、研究費収入(6%)、研究者1人当たりの発表論文数(6%)

③    被引用論文(研究の影響力)【30%】

論文1本あたりの平均引用回数(2015-2016年度は、共著者1,000人以上の論文を除外していたが、今回は新たな分数カウント方法を導入することでこれらの論文も対象とした。)

④    国際性(職員、学生、研究)【7.5%】

留学生/自国出身学生の割合(2.5%)、外国人教員/自国出身教員の割合(2.5%)、国際共著論文の割合(2.5%)

⑤    産業界からの収入(知識移転)【2.5%】

教員1人当たりの産業界からの収入

※  なお、収入額、論文数等の評価に際しては、各大学の分野構成や各分野の特性に応じた標準化がなされている。(下記、評価方法詳細を参照。)

 

 オックスフォード大学がTHE世界大学ランキングにおいて、英国大学で初めて1位となり、5年連続1位であったカリフォルニア工科大学は2位となった。オックスフォード大学の成功は、ランキング指標の主要4項目(教育、研究、被引用論文、国際性)において改善が見られたことにあるが、特に、研究費収入を含む大学の総収入がスタッフ数に比べて急速に伸び、研究のインパクトが大きくなっていること、及び海外の優秀な頭脳をうまく呼び込んできたことにある。

 国レベルで見ると、アジア諸国が際立っている。香港中文大学、韓国科学技術院の2つの大学が新たにトップ100入りし、さらに4大学(香港市立大学、中国科学技術大学、復旦大学、香港理工大学)がトップ200に入った。また、中国の主要2大学が順位を上げ、北京大学が29位(昨年42位)、清華大学が35位(同47位)となっている。アジアのトップはシンガポール国立大学で、過去最高の24位となった。アジア全体で見ると、トップ200位入りしたのは、昨年の15大学から19大学に増えたが、日本は東京大学の39位(昨年43位)、京都大学の91位(同88位)のみである。

 全体としては、200以内に大きな変動はなく、国別のランク入り状況は、米国が63大学でトップ、英国32大学、ドイツ22大学、オランダ14大学と続く。

 英国国際教育研究所の研究評価担当副所長であるRajica Bhandari氏は、“アジアの大学が急上昇している3つの主な要因は、人口の急増により高等教育の必要性が増していること、政府が大学に対し多額の投資をしていること、及び各大学が自己改善していることである。また、西洋の大学で学んで自国に帰った多くのアジア人研究者が、自国の高等教育部門を変えるということが実際に始まっている。”と述べた。

https://www.timeshighereducation.com/news/world-university-rankings-2016-2017-results-announced

(※評価方法詳細)

https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/methodology-world-university-rankings-2016-2017

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QS 世界大学ランキング2016/2017 発表

 9月6日、Quacquarelli Symonds(QS)社は“QS World University Ranking”の2016/2017年度版を発表した。

 評価指標は昨年同様、世界的な高等教育機関の主要な活動を包含する6項目から成る。

①    (学術界の)研究者による評判 (40%)

②    雇用者による評判 (10%)

③    学生一人当たりの教員数 (20%)

④    教員一人当たりの被引用論文数 (20%)

⑤    外国人教員比率 (5%)

⑥    留学生比率 (5%)

 第13回目となる今回のランキングでは、上位20位に大きな変動はなかったが、米国が圧倒的に上位を占め、それに続く英国、オーストラリア、ヨーロッパ大陸諸国を大きく引き離した。また、アジアの大学の台頭も続いており、中国、香港、シンガポールは持続的な投資の結果が出ている。中国は100位内に4大学が入っているが、中国の上位13大学中9大学が順位を上げ、そのうち4大学は10位以上順位を上げている。日本の大学は近年のランキングでは下降傾向にあったが、今回は回復を見せている。

 2004年に初めて世界ランキングを発表して以来、英国は米国に続くランキングの上位を占めていた。ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)、インペリアルカレッジ・ロンドン は10位以内にランクインしており、上位100位に18大学が入っているが、そのうち14大学は1~2位ランクを落としている。この原因は、研究助成金が確保できるのか、厳格な移民政策が若い優秀な人材の受入れにどう影響するか、といった不確実性が英国の評判を傷づけているためと推測される。上位400位に入っている英国の大学のほぼ4分の3が研究者及び雇用者による評判でポイントを下げており、半分以上の大学で外国人教員数が減少している。 

http://www.iu.qs.com/product/2016-qswur/

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